hamachangのブログ

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高校時代の怪文書を発掘①

高校1年の頃、特に親しい友人等だけを集めたインスタント・テレグラムのアカウントで延々と投稿し続けていた怪文書Googleドライブの下の方から発掘したので公開しておく。自分に酔ったアホガキの駄文です、悪しからず。以下、高校入試についての話。

 

2020年1月26日

来週は学校が臨時の休校になるようだ。何故かと思えば、入試の会場、推薦入試の選抜1が実施されると言う。「懐かしいな」と1年前の事を思い出してみた。記憶が確かであれば僕は1年前の2月3日に自転車で長い坂道を登ってこの学校を受験した。ここまで来るのには大変な苦労があった。当時は皆さんご存知の通り、広島県での高校入試の仕組みからして、学力テストを伴う一般と小論文と面接で合否を決める推薦入試があった。今でもそうだが僕は学校の成績は見事な低空飛行で、定期テストでは毎回20点台を叩き出していたので、周りからは「馬鹿すぎる」とか色々言われていた。まぁ確かに自分は勉強が出来なかったので(やろうとしなかった)、言い返せるワケもなく、不毛な日々を過ごしていた。なぜ今の学校を志望したのかと聞かれても大した理由は無いわけだが、僕はかなり人からの評価とか世間体を気にするタイプなので「高校はやっぱり公立かな」と考えていたのは今となっては大きなポイントだったのだろう。また僕の家は共働きではあるが金持ちでは無いので仮に私学へ進学したとして、家計を圧迫する事は目に見えていたのでそこら辺も中坊のガキなりに考慮していたのだろうと思う。

 

先にも述べたが僕は成績が芳しくなかったので一般入試では合格しないだろう、と踏んで推薦入試の「選抜1」という制度を利用する他無かった。塾の先生にもこれを落としたら後が無いと言われていたのでだいぶ張り切ったような気がする。しかし、単に選抜1を受けると言ってもまずは学校に推薦してもらわなければ。中3の春だったか、その人から僕は「内申点稼ぎ」を始めた。徹底的に先生へ媚びを売りに行く作戦である。授業後には特に用事も無いのに話しかけに行く。分かっている問題でも「ここが…」と近づく。特に今まで接点の無かった先生へは猛烈にアタックした。しかし、ただ媚びを売り続けていたワケではなく、鬱陶しいと思われないようわざと日を空けて日々着実に先生との親密度を高めていったのだ。いわゆる恋愛ゲームみたいなモノで、ヒロインとの親密度は非常に重要になってくる。

先生との会話だけでなく、廊下での挨拶は欠かさなかったし、授業中もなるべく発表をしようと心掛けていた。まぁなんと言っても僕の媚び売りで極め付けなのは新聞への投書だろう。小論文が必要な選抜1では文章力が必要になってくる。僕は先生へ向けて「僕は普段何も考えていないようですけど、実はこんな文章も書けちゃうんですよ先生」といったメッセージをこめて投書したのだが、見事採用された。今でこそ読み返すと赤面する内容だが意を決してここに本邦初公開とする。

だが思いの他これは効果が無かった。

続く 

 

続くらしい

f:id:hamanochang:20230226084253j:image「大学受験生の気持ちが分かる」←この一節に強い嫌悪感を覚え、とてつもない自惚れを感じ取ることができて気持ち悪い。ちなみにこの15歳は4年後、AO入試などというセコい方法で大学へ進学する。ほんと恥ずかしい。