hamachangのブログ

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公衆電話について

公衆電話ってとても魅力的な物だと思う。名前の通り公衆に向けた電話であり、スマホのように持ち歩くこともできず通話しかできない。でも、とってもロマンに溢れていると思う。地下鉄の駅やデパートのエントランス等、壁にぽっかり空いた大きい本棚程度のスペースが目につく。よく見ると電話線の跡があって、下の方には電話帳が置いてあったと思われる隙間が観察できる。携帯電話が普及する前は、この空間にも公衆電話が横に並んでいたのだろう。そして電話の順番を待つ人で列ができていたのかなと想像する。

この前、京阪に乗ろうと思い出町柳駅へ向かった時のこと。改札を入って左に曲がると、前述したような空白のスペースに一台だけ公衆電話が設置してある。その一台で青いスイングトップを着たおじさんが電話をかけており、大変感動した。可能なら、この情景を写真に収めて現像したい、と思ったほどに。

とにかく、私は公衆電話を見ると猛烈にノスタルジーを感じてしまうのだ。フィルムカメラがブー厶になるように、公衆電話もブームになってくれないかな。今ならポケベルとか流行りそうな気がするけど(ポケベルは確か通信会社の都合で復活は絶望的だとか、残念)、やはりスマホの便利さには敵わないだろうか。かく言う私もスマホの利便性を十二分に享受しているため「国民諸君、もっと公衆電話を使いなさい」などとは言えるはずもないが、公衆電話の利用を世間に啓蒙し促したいなァと電電公社の職員よろしく、そう感じているのである。
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