hamachangのブログ

ダイアリー

5/19 ドイツ文学

朝からずっと雨が降っていた。普段こういう日は大学なんかさぼって一日中アパートでごろごろしているのだけど(アホ)、金曜日は4限にドイツ文学の講義があるためカッパを着てわざわざ原付を大学まで走らせた。なぜこの講義に出席するかといえば、もちろん単位の為という目的もあるのだけど、やはり一番は授業が面白いという点にある。ドイツ文学には中学の時に国語の教科書で読んだヘッセぐらいにしか触れたことがなかったのだが、今回のドイツ文学入門では他にもハウプトマン、ゲオルグ、文学の根底にある当時の流行にも触れてニーチェや果は映画監督のリーフェンシュタールなどにも言及する。文学といいつつロマン主義の時代から世紀転換期を経て近現代の文学映画演劇について勉強するのも面白い。

講義の中で紹介されたハウプトマンの『日の出前』という小説を読みたいと思っているのだけど、古本屋にも書店にもなかなか置いていない。この本は自然主義文学、に当てはまる作品で簡単に言うと眼の前の事実を脚色なしでトコトン写実的に表現する文学、のジャンルである。そういう書き方をされた作品であるので、昔の風俗であったり価値観であったりがそのまま表されており面白くもありとても残酷でもある。どこかに売ってないだろうか…
f:id:hamanochang:20230520042808j:image今日の晩ごはん。ルネにて。